尹住職のお話 
[干支は60種類(1)]

干支は60種類(1)干支(えと)と言えば十二種類あると思われがちですが、本来は木、火、土、金、水の五行を陰と陽に分けた十干(じっかん)と、子(ね)、丑(うし)、寅(とら)、…、亥(い)の十二支(じゅうにし)を組み合わせたものです。

干支はまさに陰陽五行説です。干(え)は陽、太陽、兄、支(と)は陰、月、弟です。十干には干支があります。 甲(きのえ)、乙(きのと)、丙(ひのえ)、丁(ひのと)、戊(つちのえ)、己(つちのと)、庚(かのえ)、辛(かのと)、壬(みずのえ)、癸(みずのと)。

同じく、十二支にも干支があります。甲子(きのえね)、乙丑(きのとうし)、丙寅(ひのえとら)といった具合です。よく歴史書で見かけますね。 「壬辰倭乱」「甲午農民戦争」「乙巳五条約」…。ちなみに今年は己丑(つちのとうし)です。

干支は輪廻転生を表しており、時間や方角を表すのにも用いられます。朝鮮では命名の際にも用いられます(トルリムチャ)。

■イラスト
河美香(埼玉初中教員)

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