尹住職のお話
[オモニは超能力者]
子どもが「お腹が痛い」と言えば、オモニが手当てしてあげますね?最近は良い病院、良い医者、良い薬を求めて走り回る人もいますが、そればかりが治療ではありません。
まずは、オモニが痛いところを優しくさすってあげることが大事です。それが本来の「手当て」です。不思議と痛みが和らぐもの。まさにオモニは病気を治す超能力者です。
これは隣のどんなにきれいなオモニでもだめです。その子のオモニでなくてはなりません。自分のオモニだから子は安心します。この安心が痛みを和らげるのです。 こうしたスキンシップは、子育てにおいてとても重要です。
ちなみに、「アボジ(父)」「オモニ(母)」という言葉の語源は、朝鮮語のおんぶ(オボソ=)とだっこ(アナソ=)にあると言われています。
■イラスト
河美香(埼玉初中教員)
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